1期目に150万円の黒字を出せた本当の理由。施策じゃなくてメンタルだった。

経営者マインド編

固定費圧縮、変動費圧縮、既存客への営業、迅速対応、5S徹底。
やったことは全部書いてきました。でも正直に言うと、それだけじゃなかった。
1期目に黒字化できた本当の理由は、メンタルの部分にあったと思っています。


施策は正直、たいしたことをやっていない。

これまでの記事で書いてきた施策を振り返ってみると、特別なことは何もやっていません。固定費を削って、在庫を把握して、お客さんのところに顔を出して、工場を綺麗にした。それだけです。

経営の教科書に書いてあるようなことを、地道にやっただけ。特別な才能も、特別なアイデアも、特別な人脈も必要なかった。

じゃあなぜ黒字になれたのか。それを考えた時に行き着いたのが、メンタルの話でした。

一番しんどかったのは「意味があるのか」という疑問だった

給料がほぼない状態で、毎日工場の掃除をして、お客さんのところに雑談しに行く。義父には怒鳴られる。現預金は20万円しかない。

そういう状況の中で一番しんどかったのは、体力的なことじゃなかった。「これ、意味があるのか?」という疑問でした。

掃除して意味があるのか。雑談して意味があるのか。こんな小さなことを積み上げて、本当に会社は変わるのか。そういう疑問が頭をよぎる瞬間が何度もありました。


それでもやめなかった理由。

でも、やめなかった。なぜかというと、答えは単純で「やめたら終わり」だからです。

やり続ければ0.1%でも可能性がある。でもやめたら0%になる。その差は無限大です。だから、意味があるかどうかわからなくても、続けるしかなかった。

やり続ける → 可能性は0%じゃない

やめる → 可能性は確実に0%になる

だから続けることが唯一の正解だった。

これは今でも自分の経営の基本にある考え方です。結果が出なくても、意味が見えなくても、正しいと思うことを続ける。それだけが前に進む方法だと信じています。


「誠実であること」を武器にした。

もう一つ、メンタルの話として大事にしていたことがあります。それは「誠実であること」です。

お金がない、人もいない、仕組みもない。でも誠実さだけは自分でコントロールできる。約束を守る、正直に話す、困っている人に素早く動く。それだけは絶対に手を抜かないと決めていました。

誠実さは、お金がかからない最強の経営資源です。どんなに苦しい状況でも、誠実に動き続けることで信頼は少しずつ積み上がっていく。その信頼が、売上につながっていく。

零細企業が大企業に勝てる唯一の武器は、誠実さと対応の速さだと今でも思っています。


小さい習慣を積み上げることが全てだった。

1期目に黒字化できた理由を一言で言うとすれば「小さい習慣を積み上げ続けたから」だと思っています。

毎日工場を少し綺麗にする。毎日お客さんに連絡する。毎日数字を確認する。一つひとつは本当に小さいことです。でも、それを続けることで、気づいたら会社が変わっていた。

・毎日の清掃 → 工場環境が改善 → 元請けの評価が上がる

・毎日の顧客訪問 → 信頼が積み上がる → 受注が増える

・毎日の数字確認 → 経営状況を把握 → 判断が速くなる

大きな変化は、小さな積み上げの結果です。逆に言えば、大きな変化を起こそうとして一気にやろうとしても続かない。小さいことを毎日やり続けることが、最終的に一番大きな変化を生み出すと信じています。


今、同じ状況にいる人へ

もし今、自分と同じような状況にいる人がいるなら、伝えたいことがあります。

やっていることが正しいかどうかわからなくていい。意味があるかどうかわからなくていい。ただ、誠実に、小さいことを積み上げ続けてください。それだけで、確実に前に進めます。

1期目に150万円の黒字を出せたのは、特別なことをやったからじゃない。当たり前のことを、当たり前にやり続けたからだと思っています。

次回は、会社員だったゆえに決算書がまるで読めなかった話を書きます。勘定科目を毎日調べて、YouTubeで勉強して、Voicyで学び続けた。経営者として一から財務を学んだリアルな記録です。

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