「農業用ハウスの修理、だいたいいくらかかりますか?」
この質問をよくいただきます。正直に言うと、一概には言えません。でも、その理由と大まかな目安を現場目線で全部書きます。
修理費用が一概に言えない理由は2つ
農業用ハウスの修理費用を一概に言えない理由は、主に2つあります。
① フィルムを剥がしてから初めてわかる劣化が多いこと
② ハウスの形状によって作業量・使用部品が大きく変わること
この2つが重なるため、見た目だけで正確な費用を出すことがどうしても難しいのが現実です。
「剥がしてびっくり」が現場では多い
ぱっと見どこも悪くなさそうに見えても、フィルムを剥がしてみると修理が必要な箇所がかなりあった、というケースが多いです。
最近の実例をお伝えします。フィルムを剥がしてみたら、屋根と柱をつなぐ部品が錆びて破断していたお客様がいました。しかも10箇所以上。全箇所を現場溶接してから貼り替えを実施しました。
見た目:どこも悪くなさそう
↓ フィルムを剥がしてみると
実態:屋根と柱をつなぐ部品が10箇所以上破断していた
フィルムの下に隠れた劣化は、剥がさないと絶対にわからない。
弊社では現地確認時に細かく見てお客様からヒアリングをして見積もりを作成しています。でも「剥がしてびっくり」というケースはどうしても発生します。
ハウスの形状で費用が大きく変わる
修理費用は平米単価で表すのが一般的ですが、ハウスの形状によって同じ平米でも作業量と使用部品が大きく変わります。
かまぼこ型ハウス:曲線が多く比較的シンプルな構造
屋根型ハウス:接合部が多く部品点数が増える。作業量も多い
→ 屋根型は同じ面積でも2倍近く高くなることがある
さらに費用に影響する要素はまだあります。
・フィルムの止め方(スプリング式か釘打ちかなど)
・フィルムの種類(農PO・硬質フィルムなど)
・換気の構造(天窓の有無・タイプ)
・張り替える面(屋根のみ?妻面?側面?全面?)
・防風ネット・防虫ネットの有無
これら全部が組み合わさって最終的な費用が決まります。
大まかな目安。あくまで参考程度に
それでも目安が知りたいという方のために、修理なしの張り替えのみの場合の大まかな目安をお伝えします。
| ハウスの形状 | 平米単価の目安(修理なし) |
|---|---|
| かまぼこ型ハウス | 300円〜500円程度 |
| 屋根型ハウス | 400円〜1,200円程度 |
ただし、これはあくまでも大まかな目安です。剥がしてみて修理が必要な箇所が出てきた場合は、この金額に修理費用が加算されます。
お客様に「だいたいいくらですか?」と聞かれた時、自分は高めの金額をお伝えするようにしています。理由は、想定外の修理が発生しても最終的に安く収まるようにするためです。最初に高めに伝えておいた方が、お客様も安心できます。
正確な費用は現地確認と見積もりから
正確な修理費用を知るには、現地確認と見積もりが必要です。写真だけではわからないことが多く、実際にハウスの状態を確認してから見積もりを作成することが、お客様にとっても自分たちにとっても一番正直な方法です。
農業用ハウスの修理・張り替えについてのご相談はお気軽にどうぞ。
現地確認・見積もりを丁寧に対応します。
「剥がしてびっくり」にならないよう、事前にしっかり確認します。



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