補助金の罠。もらえるもんなら欲しいけど、補助金目当ての行動は思わぬしっぺ返しを喰らう話。

経営者マインド編

補助金、欲しいですよね。自分も欲しいです(笑)。
でも補助金目当ての行動は思わぬしっぺ返しを喰らいます。補助金の実態と、正しい使い方を書きます。

この記事の結論

  • 補助金は後払い。先に自分でお金を出せる会社でないと使えない
  • 補助金目当てで事業を決めると、判断が歪み、資金繰りも悪くなる
  • 事業を決めてから補助金を調べ、使えたら「ラッキー」くらいに考える

補助金とは何か。イメージと現実のギャップ

家業を承継したての頃、補助金をもらえないかと商工会に相談しに行きました。補助金への期待は大きかったです。でもその実態を知って、考え方が変わりました。

まず補助金とはどういうものか。例えばこういうものです。

  • 新規事業を立ち上げた時の費用に対して50%補助
  • 設備投資した費用に対して30%補助
  • 雇用を増やした場合に一定額を補助

数字だけ見ると夢のような話です。でも現実はこうです。

2億円投資して、1億円が1年後にやっともらえるかもしれない

具体的な数字で説明します。

補助金の現実(新規事業に2億円投資・補助率50%の場合)

まず会社から先に出ていくお金2億円

補助金の申請・書類審査数ヶ月

計画書通りに進んでいるか審査さらに時間がかかる

やっともらえる補助金(1年後以降)1億円(もらえたら)

1億円もらえるのは嬉しい。でも2億円が先に出ていく。しかも1億円が入ってくるのは1年後以降。これが補助金の実態です。

補助金目当ての行動が危険な2つの理由

補助金を目当てに新規事業や設備投資をすることが危険な理由は2つあります。

危険①:そもそもの投資資金がないと始められない

補助金は後払いです。先に自分でお金を出せる会社でないと使えない。

「補助金があるから始められる」という考えは間違いです。

危険②:補助金に目がくらんで判断が歪む

「補助金が出るから」という理由で、そもそも儲からないビジネスへ投資してしまう。

補助金がなければやらないような事業に手を出してしまう。

補助金が入ってくるまでの間に資金繰りが急激に悪くなる。

この2つの落とし穴にはまると、補助金をもらえたとしても会社が傾いていた、という最悪の結果になります。

補助金の正しい使い方。これだけ覚えておいてほしい

では補助金はどう使うべきか。自分の考えはシンプルです。

正しい順番:

① 自分で考えて、自分で計画した事業・投資を決める

② 「これはやる」と決めた後に初めて補助金を調べる

③ 該当する補助金があれば → 超ラッキー!という程度の心持ち

④ 補助金がなくてもやる、という事業だけに投資する

補助金ありきで事業を考えない。補助金がなくても成立する事業を作る。その上でたまたま補助金が使えたらラッキーというくらいの心持ちが正解だと思っています。

補助金目当てで事業を寄せていく → 危険

事業を決めてから補助金を調べる → 正しい使い方

ケンジロウ
ケンジロウ

補助金は「おまけ」くらいに考えておくのがちょうどいい。

補助金はもらえるなら絶対もらった方がいい。でも補助金目当てに行動するのは別の話。この違いを理解しておくだけで、補助金の罠にはまるリスクをかなり防げます。


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