事業承継を断っていたら、どうなっていたか。断る選択肢と断った後の現実を正直に書く。

承継決断編

事業承継を断ることは、全然アリです。あなたの人生を捧げる必要はない。
でも断る前に、断った後の展開を把握しておくことが大事です。自分が断っていたらどうなっていたかを正直に書きます。

断るという選択肢は実際にあった

家業継承の打診が来た時、断るという選択肢は実際にありました。でも正直に言うと、断ることをあまり真剣に考えていなかった。理由はこうです。

・義両親の会社がどうやら困っている状況だった

・妻が承継を望んでいた

・断った後の義両親の状況を想像すると踏み切れなかった

こういった背景があって、断ることより「どうやって継ぐか」を考えていました。

もし断っていたら、結論は倒産だったと思う

では実際に断っていたらどうなっていたか。結論は倒産していた、で間違いないと思います。

現預金20万円の時点でほぼ詰み。

そこから義両親たちが先導して改革・改善していったビジョンは浮かびません。

完全に空白です。

もう少し細かく見ていくとこうなります。

・工場での受け仕事は契約を切られていた(トラブル山積みだったため)

・現場に行ける社員は1名のみ

・外注さんをお願いしようにもキャッシュがない

・打つ手なし → 倒産

自分が入っていなければ、会社は継続できなかったと思っています。

断ることへの罪悪感よりも、現実的な問題があった

断ることへの罪悪感というより、もっと現実的な問題がありました。それは、倒産すると自己破産になるということです。

自己破産になると、抵当権の関係で妻の実家が差し押さえられる可能性がある。車なども差し押さえられる。ツンツルテンの義両親が爆誕するなーと思った記憶が鮮明にあります(笑)。

断る → 義両親が自力で改善できない → 倒産 → 自己破産

→ 妻の実家が差し押さえられる可能性がある

→ 家族全員の生活に影響が出る

こういった背景もあって、断ることを真剣に考えられなかった。

これが自分の正直な話です。笑えるようで笑えない(笑)。

断ろうか迷っている人へ。断っても問題ない

断ろうか迷っている方に伝えたいことがあります。断っても問題ないです。理由はあなたの人生を捧げる必要はないからです。

でも断る前に、断った後の展開を把握しておくことが大事です。

□廃業できる状態なのか、それとも自己破産になるのか

□自己破産した時にどういった状況が考えられるか

□自己破産した後、先代はどこか別のところで働いていけるのか

□家族への影響はどの程度か(抵当権・差し押さえなど)

□自分以外に承継できる候補者はいないか

断ることを決める前に、この展開を把握しておくことで「断る」か「継ぐ」かの判断がより明確になります。断った後に「こんなことになるとは思わなかった」とならないために。

「継ぐ」か「断る」か、最終的には自分の人生の話

自分の場合は、いろんな背景があって断ることを真剣に考えませんでした。でも状況は人それぞれ違います。

もし断ることを選んでも、それはあなたの人生の判断として正しい可能性があります。大事なのは断った後の現実を把握した上で決断することです。

「継ぐ」を選ぶ場合:財務状況を把握した上で、腹を括って覚悟を決める

「断る」を選ぶ場合:断った後の展開を把握した上で、自分の人生を選ぶ

どちらが正解かは人によって違う。でも「なんとなく」で決めるのだけは避けてほしい。

このブログにはそういった判断の参考になる記事をたくさん書いています。ぜひ他の記事も読んでみてください。

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