売上が2倍になったのに倒産する。これは現実に起きる話です。
運転資金を理解していないと、事業拡大が命取りになる。具体的な数字で全部説明します。
運転資金とは何か
運転資金とは、会社を運営していく上で必要なお金のことです。もう少し踏み込むと、会社が立て替えて先に出ていくお金という理解が正確です。
具体的な数字で理解する
農業用ハウスの張り替え工事を例に説明します。1件30万円の工事を月10件やるケースです。
売上300万円は翌月末以降に入ってくる予定です。でもこの月に300万円の売上を作るために、先に210万円が出ていく。この210万円が運転資金です。
売上が2倍になって倒産する仕組み
ここからが一番重要な話です。「やるぞ!売上を2倍にするぞ!」と月20件に拡大したとしましょう。
売上が2倍の600万円になっても、先に360万円が必要なのに手持ちは210万円しかない。150万円足りない。支払いができない。倒産です。
「売上が上がったのになぜ?」という状況がここで生まれます。
事業拡大する時のセオリー
事業を拡大する時は必ずこの順番で確認してください。
① 拡大後に必要な運転資金をざっくり計算する
② 手持ちキャッシュで足りるか確認する
③ 足りない場合は金融機関で運転資金として借り入れする
④ 資金が確保できてから拡大する
ケンジロウ
この順番を守ることが、売上2倍で倒産を防ぐ唯一の方法です。
運転資金の借り入れは、事業拡大のためのポジティブな借り入れです。以前書いた「無借金経営より実質無借金経営がベスト」の考え方と合わせて、運転資金を確保した上で拡大していくことが経営の安全な進め方だと思っています。
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