5Sは基本だってよく聞くけど、経営してみて本当にそう思った。騙されたと思ってやってみてほしい。

再建実践編

あなたの職場、今すぐ必要なものが見つかりますか?
「5Sは基本」とよく聞くけど、実際に経営してみて本当にそう思った。どこに何があるかわからない会社が、5Sで変わっていった話を書きます。

まず、5Sとは何かをおさらい

5Sとは製造業や現場でよく使われる、職場環境を整えるための5つの取り組みのことです。

整理

必要なものと不要なものを分ける

整頓

必要なものをすぐ取り出せる状態にする

清掃

常に綺麗な状態を保つ

清潔

整理・整頓・清掃を維持する

ルールを習慣化する

「知ってる知ってる」という方も多いと思う。でも、実際にやり切れてる会社って意外と少ない。

入社当初の会社はめちゃくちゃだった

入社当初の会社の状態は、5Sとは真逆でした。

・工具・資材・部品がどこに何があるかわからない

・錆びて使えない部品と使える部品が混在

・会社内に掃除した痕跡なし

・草だけたまに処理してる程度

・毎朝30分以上、工具探しに時間がかかる

これで経営が成り立つわけないよな、と入社してすぐ感じた話は以前書いた。

最初は何も考えずに捨てまくった

5Sを始める時にやったことはシンプルです。最初は何も考えずに捨てまくった。

理由はシンプルで、どこに何があるかわからない時点でないのと同じだと思ったから。あるかもしれないけど見つけられないなら、実質的にはない。ならいっそ捨てて、本当に必要なものだけ残した方がいい。

どこにあるかわからない → 探す時間が発生する → 非効率

捨てて必要なものだけ残す → すぐ見つかる → 効率UP

「捨てすぎて後悔するかも」より「探す時間を失い続ける方が損」

5Sをやって変わったこと3つ

5Sを徹底してから、確実に変わったことがある。

一つ目は効率が上がったこと。当たり前だけど、元が非効率すぎただけ(笑)。毎朝30分以上かかっていた工具探しが、ほぼゼロになった。この時間が積み上がると、月に何十時間もの差になる。

二つ目は、人が来るようになったこと。お客さんや来賓が、以前と比べ物にならない頻度で来るようになった。汚い会社には人が来ない。綺麗な会社には自然と人が来る。これは数字では測れないけど、確実に変化があった。

三つ目が、一番想定外だった効果です。

後ろめたさがなくなると、脳のリソースが解放される

5Sをやって一番驚いた効果は、気分が全然違うということ。

汚い会社に出社していた頃は、常にどこかに「恥ずかしさ」があった。お客さんが来た時の「見られたくないな」という引っかかり。この後ろめたさが、じわじわと脳のリソースを奪っていた。

汚い会社:後ろめたさが脳のリソースを奪い続ける → 判断・集中力が落ちる

綺麗な会社:後ろめたさがない → 脳のリソースが本来の仕事に使える

この差は、数字で測れないけど確実に生産性に影響してる。

ハウスの中が綺麗なお客さんは、総じて儲かってるように見える

農業用ハウスの現場に行ってよく感じることがある。ハウスの中が綺麗なお客さんは、総じて作物が生き生きしてるし、振る舞いも違う。

経営状況を直接聞いたことはないからわからない。でも、雰囲気が明らかに違う。整理整頓が行き届いている場所には、良い結果がついてくることが多いと感じてる。

5Sは基本だってよく聞く。でも経営してみて、本当にそう思った。騙されたと思ってやってみてほしい。まず捨てることから始めるだけでいい。どこに何があるかわからないなら、ないのと同じだから。

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