零細企業が大手に勝てる唯一のポイント。スピード・小回り・スキマに入ること。

再建実践編

大手と相見積もりになったことが何回かある。
値段では絶対に勝てない。でも、勝てる場面もある。零細企業の戦い方を正直に書きます。

値段では大手に太刀打ちできない

大手と相見積もりになった時、値段での勝負は最初から諦めてる。理由はシンプルで、物の仕入れ値が絶対に大手の方が安いから。規模が違えば仕入れの交渉力も違う。同じ材料を仕入れても、大手より高い。それが現実です。

だから値段で勝とうとすること自体が間違ってる。そこで戦っても勝ち目はない。

値下げして仕事を取ると疲弊して貧しくなる

もう一つ大事なことがある。値下げをして仕事を取るという戦略は、零細企業がやるべきじゃないということ。

値下げして仕事を取る → 利益率が下がる

→ 頑張って働いても儲からない

→ 疲弊していく一方で貧しくなる

→ 悪循環。

適正な値段であることは必要です。法外な高値はダメ。でも、値下げをして仕事を取りにいくことはしない。それをやり始めたら、どんどん利益率が下がって、働いても働いても会社が良くならないという状況になる。これは絶対に避けたい。

スピードと小回りで勝つしかない

では、どこで勝つか。答えはスピードと小回りしかない。

見積もりを早く出す。依頼があればすぐ動く。小さなトラブルにも迅速に対応する。これは大手にはなかなかできないことです。

大手の特徴:

・規模が大きい → 仕入れが安い

・でも意思決定が遅い → 対応が遅れる

・まとまった仕事しか受けない → 小さい案件は後回し

零細企業の特徴:

・仕入れは高い → 値段では勝てない

・でも意思決定が速い → すぐ動ける

・小さい仕事も丁寧に受ける → 細かいニーズに対応できる

この違いを最大限に活かすのが、零細企業の正しい戦い方だと思ってる。

大手が手を出せないスキマに入っていく

うちの場合、大手との一番の差別化ポイントはここだと思ってる。大手さんはほぼほぼ外注で、まとまった仕事しか受けない。つまり、ちょっとした修理だけど農家さんは困ってる、というような案件には対応できない、もしくは後回しになる。

天窓が開かなくなった。カーテンが動かなくなった。これは農家さんにとって緊急事態。でも大手にとっては小さい案件で、すぐに動いてもらえない場合がある。

そこに迅速・丁寧に対応する。それが零細企業の入り口です。小さな案件を丁寧にこなすことで信頼が生まれて、大きな仕事につながっていく。

小さな修理に迅速対応 → 「あそこは早い」という印象

→ 信頼が積み上がる → 大きな案件の時も声がかかる

スキマを入り口にして、関係を作っていく。

他の業種の人にも同じことが言える

これは農業ハウスのメンテナンス業に限った話じゃないと思ってる。どの業種でも、大手が逆に手を出せない範囲で、かつニーズがあるところに注力する。これが零細企業の基本戦略だと思う。

当たり前のことを言ってるように聞こえるかもしれないけど(笑)、この「当たり前」を徹底できてる零細企業って、実は少ない。

零細企業が大手に勝てるポイントまとめ:

① 値段で戦わない(値下げは疲弊の始まり)

② スピードと小回りで差をつける

③ 大手が手を出せないスキマに入っていく

④ 小さな案件を丁寧にこなして信頼を積み上げる

この4つを地道にやり続けること。経営再建の3年間でやってきたことは、結局これだけだった気がしてる。

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