失敗を恐れなくなった、とよく言うけど、正直それは半分しか本当じゃない。
失敗への向き合い方が変わったのは確かです。でもリアルはもう少し複雑でした。
失敗をさらに恐れるようになった部分もある
「経営者になって失敗を恐れなくなった」とよく言いたいところだけど、正直に言うと、さらに恐れるようになった失敗もある。
作業の品質と安全面です。現場での作業ミス、安全管理の甘さ。これは会社員時代より全然怖くなった。なぜかというと、経営に直撃するから。
作業品質のミス → 農家さんへの損害 → 信頼失墜 → 売上に直撃
安全事故 → 社員・自分へのダメージ → 会社が止まる → 最悪の結果
この2つは、失敗したらマジあかん。だから余計に怖くなった。
会社員時代は失敗しても「ミスしました、すみません」で済んだ。でも経営者になると、失敗が経営に直結する。だから失敗を恐れなくなった部分と、さらに恐れるようになった部分、両方あるというのが正直なところです。
チャレンジへの失敗は会社員時代と比べものにならんくらいアグレッシブ
一方で、何かを試みるチャレンジという意味では、会社員時代と比べものにならんくらいアグレッシブになった。
会社員時代のチャレンジって、失敗しても軽傷すぎた。上司に怒られるとか、評価が下がるとか。そのくらいのダメージで済む。だからリスクが小さくてチャレンジしやすいはずなのに、なぜか動けなかった。
経営者になってからは、チャレンジするしか壁を越えられない瞬間が多い。やらなかったら終わり、という状況に何度も直面した。そういう経験を積み重ねることで、「チャレンジへの失敗は次への情報になる」という感覚が自然についてきた。
失敗してもいい失敗とマジあかん失敗がある
3年間の経験から言えることは、失敗には2種類あるということです。
失敗してもいい失敗:
・新しいことへのチャレンジで失敗する
・やり方を試みて失敗する
・撤退判断が遅れて損をする
→ 次のルートを試みる理由になる。情報になる。
マジあかん失敗:
・作業品質のミスで農家さんに損害を与える
・安全管理の甘さで事故が起きる
・信頼を一度に失うような失敗
→ 段取りと仕組みで防ぐしかない。
チャレンジの失敗は歓迎する。でもマジあかん失敗だけは、段取りと仕組みで絶対に防ぐ。この2つを分けて考えるようになってから、チャレンジへの恐れが減った。
失敗は次のルートを試みる理由になる
チャレンジの失敗を恐れなくなった一番の理由は、失敗することで「そのルートがダメだとわかる」という価値を知ったからです。
失敗したからそのルートがダメだってわかる。次のルートを試みる理由になる。これを繰り返すことで、うまくいくルートに近づいていく。
チャレンジ → 失敗 → そのルートがダメだとわかる
→ 次のルートを試みる → また失敗 → また学ぶ
→ うまくいくルートに近づいていく
失敗は情報です。恐れるより活用する。
失敗して学べたことなんて腐るほどある。仕入れのやり方、段取りの組み方、撤退のタイミング。全部失敗から学んだことです。
失敗と向き合う時に大事にしていること
失敗した時に大事にしてることは2つ。
一つはポジティブであること。失敗した後にネガティブになっても何も変わらない。「次どうするか」だけを考える。失敗前提で行くという感覚でチャレンジすれば、失敗した時のダメージが少ない。
もう一つは、マジあかん失敗だけは段取りと仕組みで防ぐこと。特に安全面はおろそかにしたらあかん。これだけは絶対に外さない。
失敗を恐れるな、ではなくて、失敗を分類して向き合え。それが自分の考え方です。
次回は、ケンジロウが毎日続けている日記の書き方。前日を振り返ることで何が変わったかを書きます。



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