零細企業の資金繰り、実際どう管理してるか。感覚だけに頼らないことが全てだった。

再建実践編

資金繰りって難しそうに聞こえるけど、やってることはシンプルです。
毎月何を見て、どう判断しているか。ゼロから学んだ経験をもとに具体的に書きます。


PLより先にキャッシュを見る

毎月の経営管理で一番最初に確認するのは、キャッシュの残高です。PLで黒字かどうかより先に、キャッシュが減っていないかを確認する。

以前の記事で書いたけど、黒字でもキャッシュがなければ会社は死ぬ。だからPLの黒字より、キャッシュベースで減っていないことを主として見るようにしてる。

毎月確認していること:

① キャッシュの残高

② 今月の支払いがどのくらいあるか

③ 未回収の売掛金がどのくらいあるか

この3つを毎月確認することで、今の会社の状態が大体把握できる。キャッシュが減ってないか、支払いに対して回収が追いついてるか、未回収が積み上がってないか。これだけ見れば、危ないサインを早めに掴める。


資金繰り表を作り始めた

今まで感覚的に管理していたところを、ちゃんと資金繰り表として作り始めてる。正直、難しそうだと思って後回しにしてた部分があった。

でも実際に作り始めたら、着々と進んでいく。難しいと思っていたのは食わず嫌いだった(笑)。やってみると意外とシンプルで、むしろ作ってよかったと思ってる。

資金繰り表があると、先の見通しが立つ。来月、再来月にキャッシュがどうなるかが見えると、今から手を打てる。感覚だけじゃなくて数字で見通しを持てるようになったのは大きな変化でした。


「やばい」と感じるラインはここ

どのくらいになったらやばいと感じるかというと、閑散期にキャッシュが減り続ける月が続いた時です。

季節によって仕事の波がある。忙しい時期と閑散期がある。閑散期にキャッシュが減るのは想定の範囲内。でも、それが何ヶ月も続くとさすがに焦る。

自分が設定しているラインはこうです。

固定費3ヶ月分を下回ることがないように管理する。

これを下回りそうになったら、作業を増やす・回収を急ぐという行動に切り替える。

固定費3ヶ月分というのは、最低限のバッファーです。これを下回ると、次の仕事が入るまでの余裕がなくなる。だからここを死守するラインにしてる。


感覚だけにしないことが資金繰り管理の本質

資金繰り管理で一番大事にしてることを一言で言うと、感覚だけにしないこと。これだけです。

正直、感覚と数字が大体一致することは多い。「今月はいい感じだな」という感覚と実際の数字が合ってることが多い。でも、感覚だけで終わらせないことが重要です。

感覚だけで管理する:

→ 自信が持てない → 翌月の行動が曖昧になる → 対策が遅れる

数字できっちり確認する:

→ 自信を持って翌月に臨める → 思ったより悪かった場合は原因を分析して対策できる

数字を確認することで、「大丈夫だ」という自信が持てる。逆に思ったより悪かった場合は「なぜか」を考えて対策できる。感覚だけだと、そういった行動が取れない。だから面倒でも毎月数字を確認する習慣を続けてる。


ゼロから学んで3年、資金繰りへの向き合い方が変わった

入社当初、資金繰りなんて全くわからなかった。現預金20万という数字の意味すら理解してなかった。それが今では毎月キャッシュを確認して、売掛金を管理して、資金繰り表を作るようになった。

経営者になってから強制的に学んだことが、今の自分の武器になってる。特別な才能じゃない。やるしかない環境で、少しずつ覚えてきただけ。

資金繰りが怖いという経営者や後継者は多いと思う。でも、シンプルなことから始めれば大丈夫。まずキャッシュの残高を毎日確認する。それだけから始めればいい。

次回は、中小企業の単価交渉、実際どうやるのかを書きます。どんなタイミングで、どう話を持っていったかを具体的に話します。

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