家業継承して3年。よかったことも後悔したことも、両方ある。
きれいごとなしで正直に書きます。
よかったこと① 家族との時間が爆増した
家業継承して一番よかったことを聞かれたら、迷わずこれを言う。家族との時間が増えたこと。
会社員時代、どんな生活だったかというと、こんな感じでした。
・通勤が長くて早起きがデフォルト
・朝は子供が寝ている間に出発
・夜は子供が寝た後に帰宅
・出張・残業で家にいない日も多かった
子供の顔を見ない日があった。朝も夜も寝てる。これが普通の日常だった。
それが家業継承して変わった。通勤がなくなって、朝は家族と一緒にいられる。夜も比較的早く帰れる。子供の成長を毎日見られる。これは金額に換算できない価値だと思ってる。
家族のために転職したのに、家族と過ごす時間が増えた。皮肉というか、ありがたいというか。しんどい3年間だったけど、この点だけは間違いなくよかったと言える。
よかったこと② 経営の学びが丸ごと資産になった
もう一つよかったのは、経営するってことの一連の学びが全部資産になったこと。
財務、資金繰り、銀行交渉、単価交渉、人材マネジメント、営業、段取り、リスク管理。これを3年間で全部身につけた。会社員のままだったら、こんなに幅広く学ぶことはなかったと思う。
会社員時代の学び → 自分の担当業務の範囲
経営者になってからの学び → 会社全体・お金・人・戦略・全部
この差は3年間で相当大きくなった。
人生一回だし、こういう経験ができたのは本当に良かったと思ってる。しんどかったけど、それ以上に得たものが大きかった。経営の学びは、たとえこの会社がどうなっても自分の中に残り続ける資産です。
後悔していること お金の問題、正直に言う
よかったことばかり書いてきたけど、後悔していることも正直に書く。
お金の問題です。3年経った今も、会社員時代の給料水準には到達できていない。家計は苦しいといえば苦しい。
会社員時代は安定した給料があった。ボーナスもあった。それが今はない。経営者として会社の利益は出てきたけど、それが自分の給料に直結するわけじゃない。まず借金を返して、会社にキャッシュを残して、その上で自分の給料になる。まだそのレベルには届いていない。
ただ、金銭面で大して疲弊してもいないのは事実。生活水準を上げなかったこと、妻と覚悟を共有していたことが効いてる。しんどいけど、耐えられる範囲内ではある。
後悔度で言うと:
お金の問題 → 後悔してるけど、想定の範囲内ではある
それ以外 → 特に後悔してない
総合的には、やってよかったと思ってる。
よかったこと vs 後悔、どっちが大きいか
3年間を振り返って、よかったことと後悔したことを天秤にかけると、よかったことの方が圧倒的に大きい。
家族との時間。経営の学び。稼ぐ力。継続力。チャレンジ精神。これは全部、会社員のままでは手に入らなかったもの。
一方で後悔しているのはお金の問題だけ。でもこれも、時間をかければ解決していくと思ってる。利益が出てきているし、会社の体力もついてきた。あとは積み上げ続けるだけ。
家業継承を迷っている人に伝えたいのはこれだけ。お金の問題は覚悟さえあれば乗り越えられる。でも、家族との時間や自分の成長は、乗り越えた先にしかない。その価値を信じて飛び込んでみてほしい。
後悔よりも、誇りの方が大きい
最後にこれだけ言わせてほしい。
後悔より誇りの方が大きい。現預金20万・借金5000万の会社に飛び込んで、3年間諦めずにやってきた。それだけで十分誇れることだと思ってる。
結果がどうなるかはまだわからない。ナフサショックも来る。でも、やり続けること自体に価値がある。積み上げてきた事実は、誰にも消せない。
次回は、高卒でも経営者になれた。学歴より大事なものについて書きます。



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