妻の実家の家業を継いだ義理の息子の本音。一番の不安、妻と決めた「最悪のケース」、やりにくかったこと

承継決断編

妻の実家の家業を継ぐかどうか、迷っていませんか?
自分は妻の実家の会社を継ぎました。婿養子ではなく、「義理の息子」という立場です。継ぐ前に何が不安だったのか、妻と何を決めていたのか、義理の息子として実際どうだったのか。きれいごとなしで書きます。

この記事の結論

  • 継ぐ前の一番の不安は「お金は本当に大丈夫か」。不安があるなら数字を自分で確認する
  • 妻とは事前に「最悪のケース」を決めておく
  • 義理の息子という立場には「言いにくさ」があることを覚悟しておく

結論:継ぐなら「最悪のケース」を先に妻と決めておく

先に結論を書きます。妻の実家の家業を継ぐなら、継ぐ前に「最悪の場合どうするか」を妻と決めておくことをおすすめします。

妻の実家の会社を継ぐということは、妻の家族の問題に自分が深く入り込むということです。うまくいかなくなった時に「どこで引くのか」が決まっていないと、会社の問題が夫婦の問題にまで広がりかねません。自分も継ぐ前に、妻とこの話をしていました。

継ぐ前の一番の不安は「お金は本当に大丈夫か」

継ぐ前に一番不安だったのは、お金の面でした。会社のお金は本当に大丈夫なのか。家族の生活は大丈夫なのか。

結果から言うと、その不安は当たっていました。引き継いだ会社は、現預金20万円・借金5000万円の債務超過。承継前に「黒字です」と聞いていたのに、実態はコロナの助成金でギリギリ黒字に見えていただけでした。

不安があったなら、もっと数字を確認すべきだった。これは今でも反省しています。打診された時に何を確認すべきかは、こちらにまとめています。
→ 事業承継を打診された時、最初にすべき3つの確認

妻と決めていた「最悪のケース」

継ぐ前に、妻とは「最悪のケース」について話していました。内容はシンプルです。

ケンジロウ
ケンジロウ

最悪の場合は、会社をすぐにたたむ。そして自分は専業主夫になる可能性もある。

最悪のケースを先に共有しておくと、いざという時に「どうするか」で揉めずに済みます。そして「最悪でもこうなる」が見えていれば、妻も自分も、何を覚悟すればいいかがはっきりします。

妻との関係については、こちらの記事にも書いています。
→ 家族との関係を良好に保つ方法。実はただただ妻が偉大なだけだった話

義理の息子という立場は、正直やりにくかった

自分は婿養子ではありません。立場としては、妻の実家の会社に入った「義理の息子」です。

正直に言うと、この立場はやりにくかった。義理の息子ということもあってか、義両親からは言いたい放題言われたし、扱いも雑だったと思います。

実の息子なら言い返せることも、義理の息子だと言いにくい場面はあると思います。妻の実家の家業を継ぐなら、この「言いにくさ」があることは覚悟しておいた方がいいです。

自分が義父とどう向き合ってきたかは、別の記事で書いています。答えは「はいはい」とほぼ無視です(笑)。
→ パチンコ社長(義父)との関係をどう保ってきたか

妻の実家の家業を継ぐか迷っている人へ

自分の経験から、継ぐ前に確認しておいてほしいことをまとめます。

  • 会社の財務状況を、自分の目で確認したか(「黒字です」を鵜呑みにしない)
  • 最悪のケース(会社をたたむ・働き方を変える等)を妻と話し合ったか
  • 家族の生活費がどれくらい持つか把握しているか
  • 義両親に、言いにくいことでも伝えられる関係か
  • 断った場合にどうなるかを把握しているか

断るという選択肢も、全然アリです。断る前に確認すべきことは、事業承継を断るのはアリ?断る前に確認すべき5つのことにまとめています。

妻の実家の家業を継ぐのは、普通の転職とも、自分の実家を継ぐのとも違う難しさがあります。だからこそ、勢いではなく、お金の確認と妻との話し合いをしてから決めてほしいと思います。

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