会社員時代、正直事務所の人たちを「汚れない、汗もかかない、いいな」くらいにしか思ってなかった。
経営者になって3年。あの時の会社のすごさに、今更ながらしみじみ気づいてる。
事務所に100人以上いても利益が出る会社の仕組みがすごい
前の会社のことを振り返ると、まず思うのがこれです。バックオフィスの人数が100人以上いた。割合にして全体の3割近く。
バックオフィスというのは、直接お金を産まない部門のことです。総務・経理・人事・調達・企画。現場で汗をかく人たちじゃなくて、内側で会社を支える人たち。
当時の自分は正直、「事務所の人って汚れない、汗もかかない、しんどくないしいいな。てか働けよ」くらいにしか思ってなかった(笑)。
でも経営者になってから、この見方が180度変わった。
直接利益を産まない人が100人以上いる
→ その人件費だけで毎月どれだけのコストがかかるか
→ それでも会社として利益が出せる仕組みがある
→ どんな経営体力やねん!ってなった(笑)
うちは社員が2人で、自分も現場に出まくって、それでギリギリ黒字を積み上げてきた。バックオフィスに100人いる会社と比べると、規模が違いすぎてもはや笑えてくる。
福利厚生・退職金の重さがわかった
会社員時代、福利厚生や退職金は「まあそういう制度があるんだな」くらいの感覚でした。直接手元に来るお金じゃないから、実感が薄かった。
でも経営者になって、これらに資金を回すことの大変さを知った。
会社員が受け取っている見えないお金:
・社会保険料の会社負担分(給料の約15%)
・退職金積立
・各種手当・福利厚生
・有給休暇(休んでも給料が出る)
月給30万円の人なら、会社は実際に40万円以上のコストをかけてる。
今の自分の零細企業では、社員さんの社会保険料の会社負担分を払うのが精一杯で、退職金制度まで整える余裕はまだない。福利厚生を充実させるには、それ相応の利益体質が必要です。
会社員の人には特に伝えたい。月給の数字だけじゃなくて、見えないところで受け取っている金額まで計算してみてほしい。その合計額は、想像より全然大きいはずです。
サラリーマンの基礎の高さもすごい
もう一つ気づいたのが、サラリーマンの基礎の高さです。
時間厳守が当たり前。報連相が当たり前。社会人としての基礎がしっかりしている。これを当たり前にできてる人が多いのは、会社の教育がしっかりしてる証拠だと思う。
経営者になって、外部の人と仕事をする機会が増えた。その中で、会社員時代に叩き込まれた「当たり前の基礎」が実はすごく大事だったと気づいた。
時間を守る → 信頼の基本
報連相ができる → チームで仕事ができる
社会人としての礼儀がある → どこに行っても通用する
これを当たり前にできてるのは、実はすごいことだった。
自分も会社員時代にこの基礎を叩き込んでもらった。今の自分の経営スタイルにも、あの頃の基礎が確実に生きてる。
なかなか良い会社だったんだな、しみじみ
経営者になって3年、前の会社を振り返ると「なかなか良い会社だったんだな」としみじみ思う。当時は不満もあったし、転勤の話が出た時は「めんどくさー」とか思ってた。でも今の視点で見ると、あの環境がどれだけ恵まれていたかがよくわかる。
世間の会社さんは本当にすごい。バックオフィスに100人いても回る経営体力、福利厚生を整えられる余裕、社員を育てる教育制度。うちみたいな零細企業からすると、全部すごいことに見える。
ただ、だからこそ思う。自分の会社もいつかそういうステージに近づけていきたい。社員さんが満足できる会社、福利厚生が充実した会社。それが今の経営の目標です。あの会社へのリスペクトが、今の自分の経営の目標になってる。



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