超適温にずっと浸かっていること自体がリスクだった。経営者になってわかったリスクの本質。

経営者マインド編

経営者になって変わった思考法、第4回はリスクの話です。
会社員時代は「安定=リスクなし」と本気で思っていました。でも経営者になって、その考え方が根本から変わりました。リスクの本質について書きます。


会社員時代は安定路線からはずれること=リスクだと思っていた

超安定企業に10年勤めていた会社員時代、「安定路線から外れること=リスク」と本気で思っていました。大企業にいる。給料が安定している。それが正解だと。

でも、心のどこかに疑問がありました。コンフォートゾーンにずっといる人生って、本当に大丈夫なのか?と。

超適温のお風呂にずっと浸かり続けたら、少しでも温度が違うだけで、くそストレスになる。そういう体になってしまうんじゃないかと。超適温の中でしか生きられない状態になってしまうことが、本当のリスクじゃないかと感じていました。


変化し続ける世の中で適応できない体こそがリスク

世の中は目まぐるしく変わっています。特に昨今は技術の変化がそれを加速させています。AIの台頭、デジタル化、働き方の変化。10年前の常識が今は通じないことが当たり前になっている。

そんな中で、超適温の環境でしか機能できない体になってしまったら、その環境が変わった瞬間に終わりです。変化に対応できない体こそが、最大のリスクだと気づきました。

会社員時代の考え方:安定路線から外れること=リスク

経営者になってからの考え方:変化に適応できない体になること=リスク

リスクの定義が根本から変わった。


適正なリスクを取り続けることが本当の安定

この考え方にたどり着いた時、自分の中でリスクへの向き合い方が変わりました。リスクを避けるのではなく、適正なリスクを取り続けることが本当の安定なんじゃないかと。

リスクを取らない → 成長がない → 変化についていけない → 置いてけぼりになる

リスクを取りすぎる → 一発でやられる

適正なリスクを取り続ける → 成長が続く → 変化に対応できる → 本当の安定へ

適正なリスクの範囲でチャレンジし続けること。それが自分の最適解だと今では思っています。


リスクと向き合う時は逃げたくなる自分との戦い

リスクを取ることは、頭ではわかっていても実際には怖い。新しいことに挑戦する時、必ず「やだなぁ〜。やめたほうがいいよなー。。。」という逃げたくなる自分が出てきます。なんなら、逃げるべき理由を探し始める。

そういう時に自分に言い聞かせることがあります。「コンフォートゾーンの外に出るんだ」と。

逃げたくなる感覚は、コンフォートゾーンの境界線にいるサインです。その境界線を越えた先に成長がある。だから逃げたくなった時こそ、一歩踏み出すタイミングだと捉えるようにしています。

ただし、リスクが大きすぎると判断した場合はシンプルにやらない。無謀なチャレンジと適正なチャレンジを見極めることも、経営者として大事な判断です。


リスクを小さくする工夫が大事

リスクを取る時に大事なのは、リスクをゼロにしようとするのではなく、リスクを小さくする工夫をすることです。

以前書いた600万円の仕事も、一見リスクが高い案件でした。でも仕入れのタイミングを分散して、段取りを徹底して、事前準備を怠らなかった。リスクを小さくする工夫をしたことで、チャレンジできた。

リスクを取ることと、リスクを管理することは別の話です。リスクを取りながら、同時にそのリスクを小さくする工夫をする。その両立が経営者として必要なスキルだと感じています。

次回は、リスクを取って正解だった話と、勇気を持って撤退した話を具体的に書きます。

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